ビットコインは今週、65,000ドルを突破した。これは弱い米雇用統計を受け、今週水曜日に発表される重要なインフレ指標を前に連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ懸念が和らいだためであり、週次で約3%の上昇となっている。
ビットコインは月曜日に65,000ドルの節目を超え、7月のインフレ指標が米東部時間で水曜日午前8時30分に発表される直前での上昇となった。FRBの利上げ強化の懸念が弱まったのが背景にある。
イーサリアムは約1,919ドルで取引されており、こちらも週次で約3%の上昇を示している。BNBは0.3%上昇して603ドルとなり、週次の上昇率も同程度だった。ソラナは日次で1%上昇し約77ドル、7日間では約5%上昇し、主要銘柄の中で最も堅調な推移を見せた。トロンは33セントで安定的に推移した。
一方、XRPは日次および週次で唯一のマイナスとなり、0.4%下落して1.03ドル、週次では4%下落した。HyperliquidのHYPEは1%以上下落して54ドル台となったが週次では3%超の上昇を維持。ドージコインは7セント未満に下落した。
世界の株式市場はリスク選好の動きを示した。MSCI全世界指数は0.1%上昇し、8営業日のうち7回の上昇を記録。アジア株指数も金曜日の弱い雇用統計を背景に、S&P 500の過去最高値を受けて0.6%上昇した。
半導体株が市場を牽引し、台湾セミコンダクターやSKハイニックスの株価上昇で地域の半導体指数は1.5%超上昇した。
これと対照的に原油価格は上昇基調で推移した。ブレント原油は1%上がり、1バレル84.40ドルとなり、3営業日間で5%超の上昇を継続した。イランが米国との協議を拒否し、ホルムズ海峡の再開合意が困難になったことが影響している。
米国債は金曜日の上昇幅を一部打ち消し、10年債利回りは4.66%に1ベーシスポイント上昇した。ドルは主要通貨に対して概ね強含みとなった。
ビットコインは独特の課題も抱えている。過去10日間で、Coldcardウォレットに対する4度目の大規模スイープや商用Lightningノードの資金を枯渇させたBTCPay Serverの致命的欠陥、BIP-110に関連するチェーン分裂による2度のブロック生成とその停滞が相次いでいる。
今後の焦点は米国の消費者物価指数(CPI)に移る。金曜日の雇用統計がビットコインには追い風となったが、インフレ指標が利上げ加速の可能性を示せば、ビットコインは再び下落圧力に直面することになる。
