Farcaster(ファーカスター)の共同創業者であるダン・ロメロ氏とヴァルン・スリニヴァサン氏は、暗号資産ネイティブなソーシャルメディアからブロックチェーンを活用した決済分野へ軸足を移し、ステーブルコインに注力するスタートアップTempoに参画すると発表した。
この動きは、先月Neynar(ネイナー)がFarcasterを買収したことを受けたものだ。Neynarは同プロトコル向けにAPIや開発者ツールを提供してきた長年のインフラ提供企業である。
Farcasterはかつて暗号資産版Twitterとも称され、ユーザーが自身のアイデンティティとデータを管理できるプロトコルベースの代替ソーシャルネットワークを目指していた。しかしNeynarによる買収後、ロメロ氏とスリニヴァサン氏、そしてFarcasterの背後企業であるMerkleのチームメンバー数名は同プロジェクトを離脱した。
ロメロ氏はXへの投稿で、現在はTempoで「高速・低コスト・透明性の高い」グローバル決済ネットワークの構築に注力していると述べている。
Tempoは昨年静かに立ち上げられたが、ステーブルコイン領域で最も潤沢な資金を持つ新興企業の一つとして急速に注目を集めている。同社は決済大手Stripeと暗号資産VCのParadigmによってインキュベートされており、いずれも金融インフラの構築とスケールに深い経験を有している。
Tempoの狙いはステーブルコインを用いて国際送金を支えることであり、依然として高コストで遅く、不透明さが残る従来のクロスボーダー決済システムに対する代替手段を提供することにある。
