ニューヨーク証券取引所の親会社であるIntercontinental Exchange(ICE)は、分散型取引所Hyperliquidの市場構築を手掛ける最大手のTrade[XYZ]と提携し、米国でパーペチュアル先物導入を計画している。計画は米商品先物取引委員会(CFTC)の承認を前提としている。
この計画中のICE[XYZ]の市場は、承認後に株式、コモディティ、暗号資産を含む資産のパーペチュアル先物取引を24時間365日可能にするものである。ICEはTrade[XYZ]への戦略的投資も行っているが、詳細条件は明らかにされていない。
パーペチュアル先物とは、トレーダーが株式、コモディティ、通貨などの資産価格の上昇または下落に対してポジションを取れる先物契約で、満期が存在しない特徴を持つ。暗号資産分野では一般的に取引されているが、多くの場合は米国投資家が利用できない海外の市場で取引されている。
Bloombergによると、ICEとTrade[XYZ]は新たな取引所と清算インフラを備えた米国向け専用市場を構築する計画だ。ここでの清算とは、取引の決済を確実に行うためのバックエンドの仕組みを指す。ICE[XYZ]ブランドの下で株式、指数、コモディティ、FX、暗号資産のパーペチュアル先物契約が上場され、ブローカーや取引プラットフォームを通じて提供される見込みだ。Trade[XYZ]はCFTCの承認が進展するにつれ、商品ラインナップや参加資格、開始時期などの詳細を公表するとしている。
Trade[XYZ]によると、同社のHyperliquid市場は設立からわずか1年余りで出来高が6,500億ドルを超えたという。米国市場の開設と並行して、同社は既存の市場運営も継続する計画だ。著名投資家のスタン・ドラッケンミラーも、このプロジェクトに参加する少数の支援者の一人として名を連ねている。
Trade[XYZ]はHyperliquid上で急速な成長を遂げている。3月には同社初の正式なS&P 500パーペチュアル先物のライセンスを取得し、この市場の取引高はHyperliquidの全出来高のおよそ半分を占めるまでになっている。ICEは昨年10月にはPolymarketへ最大20億ドルの投資に合意したことも報告されている。
