Hyperliquid上でOpenAIおよびAnthropicのパーペチュアル市場を運営していたVentualsは、事業縮小を決定しエコシステム内の別プロジェクトへ合流することを発表した。
VentualsはHyperliquidの現実資産パーペチュアル市場を支えてきた大手プレイヤーの一角であったが、OpenAIおよびAnthropic市場の閉鎖により新興市場が統合段階に入ったことを示している。
同チームは月曜日に事業縮小を明らかにし、今後はHyperliquidエコシステム内の他プロジェクトに参加予定とした。これに伴いOPENAIおよびANTHROPIC市場での取引は停止され、すべてのポジションは自動的に決済された。また、その他の市場も数日内に閉鎖される見込みだ。Ventualsは運営期間中に6億5,000万ドル超の取引高と50万HYPE超のコミュニティサポートを獲得したと説明した。
今回の閉鎖は、暗号資産に特化した取引所がウォール街で取り扱われていた市場に進出する潮流の中で起きている。トレーダーは現状、パーペチュアル先物を活用してブロックチェーンベースの市場上で商品や株式、非公開企業の評価額を投機的に取引可能となっている。
Hyperliquidはこうしたトレンドの先駆けとなる主要取引所の一つへと成長しており、DefiLlamaのデータによれば過去1か月間に約2,340億ドルのパーペチュアル先物取引高を処理している。
VentualsのOpenAIおよびAnthropic契約は、HyperliquidのHIP-3フレームワークを通じて提供されていた。このフレームワークによりサードパーティが独自のパーペチュアル先物市場を同取引所上で作成・運営できる仕組みである。このモデルは暗号資産に限らないニッチ市場へHyperliquidのサービス範囲を拡大し、伝統的な取引所で上場が困難な市場の拡充に貢献してきた。
OpenAIおよびAnthropicの契約は上場していないものの、世界で最も注目されるAI企業2社へのエクスポージャーをトレーダーに提供し、株式の所有ではなくそれらの評価額の時間変動に対して投機を可能にしていた。
今回の市場閉鎖はHIP-3マーケット運営者の間で統合が進んでいる事実も浮き彫りにした。HyperliquidネイティブプロジェクトのTradeXYZはこのカテゴリで支配的なプレイヤーへ成長し、HIP-3の取引高の約97%を占めている。TradeXYZにはSpaceX(SPCX)などの未上場銘柄に連動する契約も含まれる。
特にTradeXYZのSpaceX市場は、同社の成功した上場とIPO価格135ドルを超える初値急騰を的確に予測していた点で注目されている。
