シタデル支援のEDX Markets、米国信託銀行免許を申請し機関投資家向けサービス強化へ

シタデルの支援を受ける暗号資産取引所であるEDX Marketsは、機関投資家のニーズ拡大に対応し、カストディおよび資産管理サービスの提供を目的に米国の信託銀行免許を申請した。

CoinDeskが入手した文書によると、EDX Marketsは水曜日に米通貨監督庁(OCC)へ申請書を提出。設立から約3年半を経て今回のステップを踏んだ。同免許が承認されれば、同取引所は既存の注文マッチングプラットフォームの運営を継続しつつ、カストディや資産管理、自己勘定取引のサービス提供を可能にする。申請書には、カストディおよび決済機能を取引業務から分離し、規制対象の信託法人体内で管理する構造が示されている。

EDX Marketsは伝統的金融機関のデジタル資産市場進出を支援することを目的としており、Citadel Securitiesの他、Fidelity Digital AssetsやCharles Schwab Corpも支援企業に名を連ねる。2023年夏にビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)を対象にサービスを開始し、その後さらに17種類のトークンを追加している。

CEOのTony Acuña-Rohter氏はCoinDeskに対し、「EDX Trustは伝統的な市場構造をデジタル資産に持ち込む重要な一歩」と述べ、「カストディと決済を規制された信託の枠組みに分離することで、銀行や機関投資家が規模を拡大する際に求めるインフラを構築している」と語った。

EDXのみならず、複数の暗号資産企業が信託銀行免許の申請や取得を進め、米国の法規制下でカストディなどのサービスを展開している。この承認は機関投資家資金の誘致を目指す企業にとって重要な基盤となっている。

機関投資家向けの顧客獲得競争は激しく、大手資産運用会社や取引業者は伝統市場の安全基準や構造を反映したプラットフォームを強く求めている。具体的には分別管理されたカストディ、明確な決済プロセス、さらには相手方リスクを抑制する規制法人の存在が求められている。EDXにとって信託銀行免許の取得は、こうした市場のギャップを埋める大きな役割を果たす可能性がある。

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