イーロン・マスク氏のX、暗号資産に精通したデザイン責任者を新たに迎え決済サービス拡充に一歩前進

イーロン・マスク氏が運営するソーシャルメディアプラットフォームXは、暗号資産関連プロダクトの開発に豊富な経験を持つ新たなデザイン責任者を迎え入れた。Xは引き続き決済や金融サービス分野への展開を積極的に進めている。

Aave Labsの元最高プロダクト責任者(CPO)であり、CoinbaseのBaseでデザイン責任者を務めたBenji Taylor氏は、セルフカストディー型ウォレットや分散型金融(DeFi)プロダクトの知見をソーシャルメディアの領域に持ち込むことになる。

Taylor氏は水曜日に、自身が現在xAIおよびSpaceXとの連携のもと、Xのデザインを率いていることを明かした。

Taylor氏はセルフカストディ型暗号資産ウォレット「Family」の開発チームであるLos Feliz Engineeringの創業者である。同チームは420億ドル規模の分散型レンダーであるAaveを開発するAave Labsに2023年に買収され、Taylor氏は2025年10月まで同社のCPOを務めた。直近ではCoinbaseが手掛けるEthereumベースのブロックチェーンネットワーク、Baseでデザイン責任者を務めていた。

Xのプロダクト責任者Nikita Bier氏はTaylor氏の仕事を長年追い続けており、彼を採用するよう強く推奨したと述べた。彼はTaylor氏が過去に担当したプロダクトの一つを「最も優れたデザインの一つ」と高く評価している。

今回の採用によりXは、実務レベルで暗号資産に精通したデザイナーを迎え入れることになる。この動きは、同プラットフォームが決済や幅広い金融機能の導入計画を示しているタイミングと重なっている。

今月初旬、マスク氏はX Moneyが4月にスタートする予定であることを明かした。X Moneyは米国40州以上で個人間送金、銀行預金、デビットカード、キャッシュバック報酬などのサービスを提供し、残高に対して年利6%の利回りを支払う案も示されている。

ただし、現時点でX Moneyにブロックチェーンや暗号資産の技術が組み込まれることについての言及はなかった。

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